Habitat Style Fockea edulis
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フォッケア・エデュリス
— 南アフリカ北ケープ州の大地を映す一株 —
フォッケア・エデュリスは、和名「火星人」の名で知られる塊根植物である。
南アフリカ北ケープ州の草原や、起伏の緩やかな岩場に自生し、地表に現れる丸みを帯びた塊根と、そこから伸びる細い枝を特徴とする種だ。
降雨量の少ない地域では、地中に水分と養分を蓄えることが生存の条件となる。
エデュリスの塊根はそのために発達し、表皮は硬く、乾いた空気と強い日射に耐える構造を持つ。一方で、枝は必要以上に太くならず、周囲の環境に合わせて伸びる方向を選ぶように成長していく。
今回の株では、その生育環境を想定し、岩が露出する地形を意識したハビタットスタイルで仕立てている。
塊根が岩に寄り添う配置は、根が地中の限られた土壌を探しながら定着していく様子を想起させる構成だ。装飾性を優先するのではなく、あくまで自生地の条件を基準に、植物の立ち位置を決めている。
成長期には枝葉を伸ばし、明確な活動期を見せる一方、環境が変われば無理に動かず、蓄えを使って耐える。
フォッケア・エデュリスは、派手さよりも構造と時間の積み重ねで魅せる植物である。
鉢の中に収められていても、この株は単なる観葉ではない。
南アフリカの乾いた大地で培われた生き方を、そのまま形として残している一株である。





