Habitat Style Euphorbia 'Sotetsukirin'2
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RePlantsが描く“ハビタットスタイル”の小さな物語
ーユーフォルビア・ソテツキリン
今回の一株は、南アフリカの草原を想像しながら仕立てている。
岩の塊が点在する乾いた土地。
植物はその岩陰にわずかに溜まった土を見つけ、
そこで静かに根を張り、過酷な環境の中でも自分のリズムで生きていく。
RePlantsのハビタットスタイルは、
原産地の空気感を手がかりに構築する“架空の自生地”だ。
実際の場所を忠実に再現するのではなく、
「もしこの植物がここに生えていたら、きっとこうだろう」
という物語を、鉢の中にそっと忍ばせている。
配置された岩の角度や、植物の立ち上がる向き。
それらが控えめながらも環境の片鱗を語り、
一株の姿に奥行きをもたらしている。
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一株の姿が描く、乾いた風景
南アフリカの広大な草原地帯。
風がよく通り、陽射しは強く、雨が降る回数はそう多くない。
それでも大地は、ところどころで植物を受け入れ、
乾いた土の隙間にひっそりと根を伸ばす命がある。
ソテツキリンも、そんな環境を思わせる植物だ。
幹のように肥大する茎は硬質で、どこか野性味のある質感を帯びている。
上部から伸びる細い葉は、草原の風に揺れる“草姿”を連想させ、
乾燥した土地でもしなやかに形を整えていく。
目立つようで、主張しすぎない。
そのバランスの良さが、この植物に独特の落ち着きを与えている。
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この植物の持つリズム
ソテツキリンは、多肉植物らしいゆるやかな周期で生きている。
陽射しが強い季節には少しずつ水を吸い上げ、
新しい葉を展開しながら、ゆっくりと成長する。
乾燥が続けば、葉は自然と減り、
必要最低限のエネルギーだけで静かに季節をやり過ごす。
その姿は、南アフリカの草原を耐え抜く植物のしたたかさを思わせる。
育てる側も、そのペースに寄り添えばいい。
明るく風通しの良い場所を好み、
用土がしっかり乾いてから水を与えれば、無理なく形を保ってくれる。
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小さな鉢の中に宿る、草原の気配
ソテツキリンという一株を眺めていると、
乾いた土地に流れる風の音さえ思い浮かぶようだ。
植物が持つ背景を想像することで、
単なる鉢植え以上の“風景”が見えてくる。
ハビタットスタイルとは、
植物が本来生息している「自生地(Habitat)」の環境や風景を、鉢や容器の中に再現して育てる園芸スタイル。
今回の一鉢から、南アフリカ草原の乾いた空気や、
そこに生きる植物たちのリズムを感じてもらえたら嬉しい。







