Habitat Style Euphorbia horrida3
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南部アフリカの岩場を思いながら —— 綴化したホリダが語る風景
乾いた斜面に、奇妙な“うねり”がひとつ。
南アフリカ東ケープ州。乾燥した丘陵地帯を歩くと、岩の割れ目に、不意に生命の蠢きを感じることがある。雨は少なく、日差しは容赦ない。それでも植物たちは、岩と岩の隙間に残ったわずかな土をたよりに、驚くほどしなやかに生活を続けている。
今回の株——ユーフォルビア・ホリダの綴化個体は、そんな風景を思い浮かべながら植え付けた一鉢だ。
奇妙に折り重なるように波打つ姿は、突然変異や成長点の異常によって生まれたもの。自然界でも“まれに起こることがある”とされる綴化は、規則正しいホリダとはまったく異なる造形をつくり出す。強い日差しを浴びてきたかのような堅い肌、岩場に身を寄せて成長してきたような刺の向き。
そのひとつひとつが、どこか南部アフリカの乾いた空気をまとっている。
RePlantsのハビタットスタイルは、実際の自生地を写し取るものではない。
“もしここに生えていたら、きっとこう見えるだろう”という、店主の小さな想像から生まれた架空の風景だ。鉢に置いた岩は、丘陵の斜面をかすかに連想させ、株のうねりが自然にそこへ馴染むように構成している。
綴化したホリダは、整った形では語れない。
むしろ、どこへ向かって伸びていくのかわからない曖昧さが、この植物の魅力でもある。乾いた大地でゆっくりと身をよじらせ、環境に合わせて少しずつ姿を変えていく——そんな時間の流れを、この一株は静かに宿している。
鉢の中の小さな風景から、南部アフリカの斜面の風を思い出す。
綴化という異形の成長が、むしろ自然のリズムをより深く想像させてくれる。





