Commiphora schimperi
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撮影日2025.11.25
□サイズ(mm)
▽全体
高さ:300
▽植物
高さ:200
幅(葉含む):350
※植物の性質上、成長等により写真と異なる場合があります。
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東アフリカから南アフリカ、そして南部アラビア半島。
気候図でいえば“乾燥”と“高地”が重なるエリアに、コミフォラ・シンペリは点在している。標高のある岩場や荒れ地に根を張り、雨の少ない季節を幹の内部に蓄えた水分で乗り切ってきた種だ。
幹は太く、表皮はざらりと乾き、枝は素朴でありながら不思議と力強い。厳しい土地で育った植物特有の“余分のない造形”がはっきりしていて、その佇まいだけでも景色をつくる。
今回の株も、根元から太く立ち上がる幹が印象的だ。
枝先の葉は小さく、風の通り道を知っているように揺れる。光をあてると枝影が地面に落ち、まるで陽射しの角度まで含めて一つの情景として完結しているようだ。
乾燥に強く、根がしっかり張れば管理は難しくない。
水やりの間隔を少し空けて、土が乾いたら与える。季節によって葉が動くが、それもシンペリが本来生きてきた環境ならではのリズムだと思えば愛着が湧いてくる。
荒野の植物といえば粗々しい印象を持つかもしれないが、シンペリはどこか気品がある。
乾いた大地を背景に、枝を静かに広げ続けてきた時間の長さが、そのまま姿に刻まれているように見えるからだ。
「強さ」と「静けさ」が同居する、不思議と心が落ち着く一本。
コミフォラの魅力を知る上でも、じっくり眺めたい存在だ。
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