Gymnocalycium anisitsii（翠晃冠錦）〈ハビタットスタイル〉

― 野生を宿す、凛とした刺の美しさ ―
生きた造形。尖った美が、空間を引き締める。

均整の取れた稜線に、鋭く放射状に伸びる褐色の刺。
この「ギムノカリキウム・アニシトシー」（和名：翠晃冠錦）は、見る者を圧倒するシャープな存在感を放ちます。さらに、原生地の風景を再現したハビタットスタイルによって、自然の力強さと調和の美しさが共存する一鉢に仕上がっています。

アニシトシーとは？

Gymnocalycium anisitsii（ギムノカリキウム・アニシトシー）は、和名で「翠晃冠錦（すいこうかんにしき）」とも呼ばれるサボテンです。
ギムノカリキウム属の中でも刺の美しさと整ったフォルムが際立ち、古くから愛好家に支持されています。

球体は濃い緑を基調とし、緩やかな稜（りょう）に沿って放射状に伸びる刺が印象的。刺は赤褐色から黒みがかった色まで個体差があり、見る角度によって表情を変えます。
• 学名：Gymnocalycium anisitsii
• 和名：翠晃冠錦（すいこうかんにしき）
• 原産地：南米（パラグアイ、アルゼンチン）
• 生育型：夏型（春〜秋に成長、冬は休眠）

春〜初夏には、白〜淡いピンク色の花を咲かせることもあり、シャープな刺と繊細な花の対比もこの品種の楽しみ方のひとつです。

育てやすさと管理のポイント

🔰 育成難易度：★☆☆☆☆（初心者向け）
• 日光：風通しの良い半日陰〜日向がベスト。直射日光の強すぎる時間帯は避けましょう。
• 水やり：春〜秋は月2回程度、用土がしっかり乾いてから。冬は断水気味でOK。
• 温度管理：冬は5℃以上をキープ。
• 置き場所：風通し重視。屋内でもサーキュレーターがあると安心。

一鉢の風景が、日常を変える

小さな鉢の中に、自然のドラマが詰まっています。
このサボテンは育てるだけでなく、見るたびに“感じる”植物。
とがった造形と静かな佇まいが、空間と気持ちに良い緊張感をもたらします。

ただのサボテンでは物足りないあなたへ。
この一鉢で、日常に“野性の美”を添えてみませんか？